女性のがんの死亡率1位は大腸がん

ご存知ですか？女性のがんの死亡数1位が大腸がんだということを。大腸カメラ検査に対して抵抗感のある女性の方も多いと思いますが、がんからお体を守るためにも中高年を過ぎたら一度は検査を受けていただきたいと思います。女性の方も安心して検査が受けられるように、外来患者様用トイレとは別に、前処置室の横に内視鏡検査専用トイレを設置するなど、プライバシーに配慮していますので、安心して受診してください。

女性の大腸がんの罹患率・死亡率は男性の2倍

大腸がんは50歳を過ぎた頃から増加し始め、年齢を重ねれば重ねるほど多くなります。男女別のがんの死亡数を見てみると次のようになります。

男性

1位：肺がん
2位：胃がん
3位：大腸がん

女性

1位：大腸がん
2位：肺がん
3位：すい臓がん

女性のがんの死亡数1位が大腸がんで、さらに男性と比べると罹患率・死亡数ともに2倍程度高いとされています。

初期の大腸がんではほとんど症状が現れない

初期の大腸がんではほとんど症状が現れません。進行するにつれて、「血便」「下痢・便秘」「便が細くなる」「腹部の張り」「腹痛」「貧血」などの症状が現れます。明確な症状が現れにくい大腸がんを早期に発見するためには、年に1回の定期的な大腸カメラ検査の受診が重要となります。